ついに採卵日
当日、病院に行くまでの流れ
当日は手術なので、0時以降絶食、6時以降はお水を飲むのも控えた上での来院。つまり6時前なら水分取ってもいいってことね、と解釈し、5:50に起きて白湯を飲む。12時に全て終わるとして、それまで何も飲めないのかーと思うと、この水がめっちゃありがたく感じる。
やっぱり朝ごはんを抜くと体温が上がらず、元気が出ないなあ。
ついに採卵
9時少し前に来院。
手術室は、これまでのお洒落な医院の雰囲気とは打って変わって、「THE 医療施設!」といった感じ。緊張感が否応なしに増してくのが分かる。
血圧測定後に女医さんが来て、麻酔が始まる。液体が入ってきた時、血液中に冷たくて痛いものがぐわーって流れてきて、「痛いなぁ」って思っていたんだけど、そのあとはもう、何も覚えていない。
麻酔の冷める少し前に、夢を見たような見ないような。聞くと、夢をみる人もいるし、ちょっと起きていて「痛い」っていう人もいるらしい。マイケル・ジャクソンも睡眠薬麻酔のオーバードーズでなくなったんだったよなぁ~と、ぼんやり思い出す。
採卵後の回復時間
そのまま車いすで移動して、回復室で寝る。電気毛布をつけてくれたので、そこに包まるようにして、しばしまどろむ。麻酔後でぼーっとしている。今、何時だろう。採卵自体は10~15分で終わるって聞いていたので、恐らく10時ちょっと過ぎなんだろう。
11:10、トイレで、排尿するときに血液が出ないかをチェック。私がお手洗いに行っている間に、軽食(パウンドケーキとハーブティー)を用意してくださった!今日これまで何も飲まず食わずだったから、身に染みる~。

その後、1時間程度経ち、採った卵子の個数等を聞くために検診室へ。その後の保管方法について案内を受けたり、今日から2日間にわたって飲む抗生物質について説明を受けたりして、おしまい。前日までに全ての費用は支払っていたので、当日は支払なし。
採卵後、数時間が経過
お薬が切れてきたのか、だんだんお腹がつるような痛さが出てきた。歩く時も、ちょっと腰を丸めて前に進む感じ。ジャンプとか激し目の運動は絶対できないね。
採卵後の凍結、手続きについて
卵子はそのまま「グレイスバンク」で保管してもらうことにしている。今後の手続きは、オンライン上で「採卵報告」をしたのちに、保管プランを選び、支払をするだけでOK。書類でのやり取りが殆どなくて、本当に楽。
グレイスバンクの卵子凍結保管プランには、①初期費用+年払い、②年払い、③月払いの3種類ある。
保管期間が長かったり、今後さらに卵子凍結の計画がある人にとっては、①のプランが最も適しているようだ。私は、もう年齢も40に近づいていることや、おそらく保管期限を迎える50歳になって子どもが欲しいとは思わないだろうな…と考えたことから、②年払いを選択。
卵子凍結を終えて
これまでずーっと「卵子凍結」っていう手段は脳内にはあったのだけど、きっかけがなく踏み切ることが出来なかった。でも、この先延ばし癖で一生後悔するのは嫌だったので。次の誕生日を迎えるまでに、卵子凍結しよう、と思い立ったのが2022年終わり頃。
もっと長期間で面倒くさいプロセスがあるものだとばかり思っていたのだけど、いざ始めてみると意外と短期間(生理周期1回分)だったし、手の届く費用でできることが分かった。
やっぱり何でも、調べる前から諦めちゃだめだな、と。
無事に卵子凍結を終えて、私の卵子のうちいくつかは、冷凍保存されている、という安心感を得ることができた。
何年後かに子供が欲しい、と思うかどうかは別にして、今回、ひとつ懸念事項を片付けることが出来て、非常にすっきりした気持ち。