◆「アート」への苦手意識が払しょくされる1冊。
「美術館巡りが趣味」って、ずっと言ってみたいと思ってました。
でも、いざ実際に行ってみると、絵の前でじっくり立ち止まることなんてなく
滞在時間、ものの数十分。
ひとところに留まることができないのです。
近頃は、空前のアートブーム。
山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』をきっかけに
ビジネスマンにとって、アートは一般教養だ…という風潮が強くなり、
アートに苦手意識を持っていた私は肩身が狭い思いをしておりました。
◆そこで紹介されたのが『13歳からのアート思考』
勝間塾で私が主催している「質の高い雑談をするためだけの会」で
参加者の方の紹介していただいたのがこの本。

『13歳からの~』とタイトルについているくらいだから、
倍以上生きている「35歳」の私にも、ついていける内容に違いない、と思い
Amazonで即ポチ。
届いて、さっそくパラパラめくってみると、
\オールカラー、文字も少なくて読みやすそう…!/
というわけで、週末にさっそく読み始め、なんと、2日で読了。
◆アートの見方に「正解」はない
今までの私は「芸術鑑賞はかくあるべき!」という考え方に囚われていたことが分かりました。
・作品が作られた時代背景
・作者が製作に至った背景
・解説集にある「解釈法」
これらの「見方」が、鑑賞者(私)にもそのまま出来なければいけない、と思い込んでいたんです。
でも、『13歳からのアート思考』で教えてくれるのは、それとは真逆のこと。
もちろん、時代背景や、作品製作に至った経緯などの情報を知ることは大切ですが、
それよりも大切なのは、
\私自身が、この作品を目の前にして何を思うか?/
ということだったのです。
◆アートの見方に「正解」はない!
本書の中で紹介されていた、面白い「見方」の中でも
すぐにでもできそうな「アウトプット鑑賞法」をご紹介します。
・アウトプット鑑賞法:
作品に何が描かれているか、ひたすらアウトプットしてみる。例えば…
「この人の洋服はピンク色で描かれている」
「真ん中の人物の顔が、ほかの人と比べてものすごくゆがんでいて悲しそう」
「おっ、ここになんだか動物がいる」
「なんでこんなに輪郭がぼやけているんだろう」
などなど。これによって、「あなた独自」の解釈方法が生まれます。
そう、アートの解釈方法は、解説集に書いてある1つだけが「正解」ではないのです。
これ、私が大好きな荒木マスターの『本の「誤読」』に似てますよね。
本もアートも、解釈は読者・鑑賞者の手にゆだねられている…、アート鑑賞も、読書と同じくらい肩の力を抜いて行えばいいんだ、と思えます。
◆美術館に行きたくてたまらなくなる
緊急事態宣言で閉館していた美術館。
外出自粛中に、お友達から紹介してもらった原田マハさんにハマり、『デトロイト美術館の奇跡』『暗幕のゲルニカ』『楽園のカンヴァス』を3冊連続で一気読みしました。そして、「美術館に行ってみたい!」とうずうず。
さらに、先週末、『13歳からのアート思考』読了をきっかけに、さらに美術館に行きたい欲が高まりました。
2020年6月現在、平常運転に戻った美術館も多いので、『13歳からのアート思考』片手に、美術館巡りをしてみたいな、と思っています。
いつか私も、「美術館巡りが趣味」って言えるかな…。