起業して社長になるより、サラリーマンでいた方がリッチ?

日本は、法人税率が高い
あなたは、どうやったら「億万長者」になれると考えるでしょうか?やはり、会社の社長になること?
たしかに最近は、日本で起業をすることは簡単になりました(資本金1円でも会社が作れる)。一方で日本は、法人税が高いことで有名です。せっかくあなたが社長になって汗水垂らして働き、儲けたお金が、ガッツリ法人税や従業員の厚生年金負担分その他諸々…として持ってかれてしまうのです。
所得税率23%の部分が「スイートスポット」
では、サラリーマンはどうでしょうか?サラリーマンでリッチになれる方法があったら知りたいと思いませんか?著者はこの所得税率表に、ある「スイートスポット」があると言います。以下の表に注目してください。

所得税率が、6,949,000円までは5%、10%、20%と倍々に増えていっているのに対し、次の「6,950,000円〜8,999,000円まで」というくくりでは23%。前の所得金額枠から、たった3%しか増えていないのです。
ちょうど、サラリーマンに例えれば配偶者+子供2人の家族で、給与所得1448万円の人がこの枠の上限に当てはまるそう。著者は、キャリア組官僚が自分たちの居心地のいいように税制を設定したのでは、と勘ぐりますが、確かにその通りかもしれないですね・笑。
裏を返せば、私たちサラリーマンにとっても、この所得税率23%のところに居座れば、一番居心地が良い、ということです。
手取り1000万円の実現
著者は、株と不動産で手取り1000万円を実現
とはいえ、サラリーマンの給料だけで、先ほどの「給与所得1448万円」を得るのはそうそう簡単なことではありませんよね。じゃあ、どうしたらいいの〜ってことで著者が紹介しているのが「株」と「不動産」。著者は、株で原資を作り、それを頭金に不動産(アパート経営)を開始したそうです。
年収400万円から手取り1000万円になるまでの道
この本では、年収400万円、配偶者+子2人の、いわゆるどこにでもいそうなサラリーマンが、アパートを取得して手取り1000万円になるまでをシミュレーションしています。1棟目を購入するときの自己資金は500万円。順調にアパート3棟まで取得し、手取り1000万円に届くシミュレーション結果でした。(不動産投資の勉強を始めた私にとっては、この部分が一番読み応えがありました・笑)
不動産投資を開始するにも、頭金500万円程度の現金は必要だということが分かりました。貯金が全てアパートの頭金に消えてしまっては元も子もないですから、実質は500万円以上、貯金しておく必要がありそうですね。節約魂に火がつきます・笑。
「そんなこと、できればとっくにやってるよ〜。でも、原資がない!」とお思いの方、今から始めても遅くありません。原資を作るために、倹約・貯蓄が第一です。固定費の削減や、保険の見直しから始めましょう。
まるこのアクションリスト
まずは貯金。頭金+αの現金をつくる
こう見えて貯金大好きなんですよ。とはいえ、貯金に目覚めたのは海外駐在員時代からなので、本格的に始めてまだ数年。頭金程度は出せますが、いざという時のための「+α」に十分と言える額に届きません。
この本を読んで、貯金魂に火がつきました・笑。給与からの先取り貯金額の見直し、投資ポートフォリオの見直しを行い、まずは不動産投資のための原資を作ります!
他にも不動産関連本、たくさん読みます!