私の仕事は、海外拠点の管理。
設立したての現地法人は、体制がまだまだ構築されきったとは言えない状態で、やるべきことがたくさん。
そこで、私は今までの経験を生かして簡単なシステムを作って送ってみた。
そうしたら、予想以上に喜んでもらえた。
「ありがとう。」って。
久々に言われた。
普段、国内の小さなチームでは全くと言っていいほど「褒める」という文化がない。
というより、上司は新人を伸ばすために意図的に褒めている(時には、それは私にはうるさく聞こえる)ようだけど、私は全然褒められない。
まあ、当たり前のことをしているだけだから、褒められるようなネタはないのかもしれないけど。
この、「全く褒められない」環境がちょっと辛くて。
- 本当に貢献できているのか?
- 私はこの部署に必要な人間なのか?
と自問自答する日々。
だから、今回、海外拠点の人からの「ありがとう」は、本当に嬉しかった。
夜、帰り道を歩きながらそのメールを読んで、「明日も頑張ろう」って思えた。
あくる日、上司に、
「昨日、○○さんから『ありがとう』といただけて素直に嬉しかったです。もっと、みなさんの役に立てるように頑張りたいと思いました」
と言ったところ、
「うん、そうだね」
の一言のみ。
結構、萎えちゃった。
本当のところ、私は、一緒に喜んで欲しかったんだ。
甘えだと言われればそれでおしまいなんだけど、もうちょっと、部下の思いを拾い上げてほしいな、って。
私が上司になったら、こういうことは見逃さないようにしよう、と思った。
やっぱり、人は褒めて伸びる、だと思うんだよね。
冷たくされて伸びる人なんていない。
まあでも、今回、拠点からの「ありがとう」は私にとっての栄養剤になったことは間違いない。
という独り言でした。