- 有働由美子アナのエッセイ『ウドウロク』を読んだ
有働由美子アナのエッセイ『ウドウロク』を読んだ
最近、仕事にプライベートに考えることが盛りだくさんで、勝手に悲劇のヒロインと化していた私。
辛くなったら本屋さんに駆け込むのが常となっている。
そこで手に取ったのが、『ウドウロク』。
有働アナを知ったのは、タイで通勤前に見ていた「あさイチ」
タイ駐在中、日本との時差が2時間あったので、
朝テレビをつけると必ず「あさイチ」をやっていた。
有働由美子アナのことはそれまであんまりよく知らなかったのだけど、
番組で遠慮なく色んなこと(つけまつげ取れちゃったりワキ汗かいてたり)さらけ出していて、なんか親近感の持てる女性だな〜、と思っていた。
そして、有働アナの生き様に、勝手に、人生の先輩像を見出してしまっていたのである。
間も無く50代、仕事をバリバリこなされていて、独身。
私も離婚歴はあるもののこのまま再婚しなくても有働アナみたいな生き方が出来たらいいか!…と。
30あるエッセイの中で心動かされたのが『それでも行く』
私は、がんばって会社に行く。
行きたくない、イキタクナイ。
それでも会社に行く。
がんばって行く。
言いたいことはいっぱいある。
理不尽なことがいっぱいある。
辞める理由がいっぱいある。
それでも、私は行く。
なんとか行く。
それだけでえらいんだと、
夜ひとりつぶやく。
(『ウドウロク』より引用)
この、『夜ひとりつぶやく』っていうところです。
独身一人暮らしだと、なんのために仕事しているか、って言うと、ひたすら自分のため。
夫のためでも、子供のためでもない。
ひたすら自分のため。
家に帰っても誰かが待っているわけでもなく。
疲れても、すごく辛いことがあっても、「ちょっと聞いてよ」と晩酌に付き合ってくれる人もいない。
鉄壁の女性だと思っていた有働アナが、こんなことも考えるんだなぁ〜、と思うと、
すごく心強く、思えてくるのです。
この本を読んで、自分の感情を文章にして残しておきたいな、という気持ちが強くなりました。